シロアリの見分け方
シロアリはクロアリと同じ仲間に思われがちですが、実際にはクロアリとは全く違う昆虫として分類されています。シロアリの働きアリは体が白色ですが、羽アリの段階ではクロアリ同様に体が黒いため、普通のアリと見分けるのが難しくなっています。シロアリを見分けるには、その特徴を把握し、クロアリとの違いを知っておくことが重要なポイントです。
羽アリ時のシロアリとクロアリの違い
シロアリとクロアリの見分け方としては、外見上の特徴と、発生時期が最大のポイントになります。
特徴 | シロアリ | クロアリ |
羽 | 前羽と後ろ羽の大きさがほぼ同じ | 前羽が後ろ羽より大きい |
胴体 | くびれがなく寸胴 | くびれがある |
触覚 | 数珠上でまっすぐ伸びている | L字型に曲がっている |
発生時期 | 4月~7月 | 4月~10月 |
ヤマトシロアリは北海道の一部を除く本州全域に生息し、羽アリは4月~5月頃に発生します。
イエシロアリは沖縄・本州以南の海岸線沿いに生息し、羽アリは5月~7月頃に発生します。
この発生時期に家の周辺でシロアリの羽アリを見かけたら、早急にシロアリ対策を考える必要があります。