ミツバチの特徴
ミツバチは蜂蜜の採取に使われることで知られています。攻撃性は非常に少なく、特に刺激をしなければ刺されることはありません。これはミツバチの針が、人体などを刺した後に身体から抜けてしまい、そのまま死亡してしまうことも理由となっています。
ただし、ミツバチの毒性は非常に高いため、養蜂場などで刺された人がアナフィラキシーショックを起こした例もあるようです。
注意する時期
ミツバチは攻撃性の低い蜂ではありますが、女王バチだけでなく働きバチも冬を越すことができるため、冬を挟んだ10月から11月や2月から3月の時期に攻撃的になる場合もあるようです。
そのため、養蜂場で日常的に作業をするような人以外は、「巣に近づかない」ことが被害から身を守るコツとなります。
ミツバチの種類
日本に生息しているミツバチは、ニホンミツバチとセイヨウミツバチの2種類です。
ニホンミツバチ
ニホンミツバチは温厚な性質で体長は12ミリ程度、普段は植物の花粉や蜜を収集しています。
とはいえ、巣に農薬などを散布されたり、女王バチの死亡直後などは攻撃性が高まることもあるため、冬の時期にはあまり巣に近づかないほうが良いかもしれません。
セイヨウミツバチ
一般的に「ミツバチ」と呼ばれる体長13ミリ程度の種類です。農薬などの散布や巣箱が移動する際に、攻撃的になる場合があるようです。
ミツバチの駆除
ミツバチは蜂蜜を採取するために養蜂場で飼育されますが、中には民家などに巣を作り繁殖してしまうケースもあるようです。
巣が大きくなりますと、蜜が外にあふれ出すことから、壁や天井などに染み込んでしまい、蜜の匂いに引き寄せられたアリやゴキブリなどが大量発生してしまうことも考えられます。
駆除の手順
ミツバチの駆除はスズメバチやアシナガバチと同様、防護服を着用して夕方から夜にかけて殺虫剤を使って行われます。
ミツバチは比較的殺虫剤への耐性があることから、巣の全体にスプレーをする時間をかける必要があります。巣の中からミツバチの動く音がしなくなったら巣を取り除き、ゴミ袋に入れて完了です。