ハチの巣を見つけたら
山林だけでなく都市部からもハチの巣が見つかるケースがあります。スズメバチやアシナガバチの中には、民家のベランダや屋根裏などに巣を作る種類が存在するためです。
もしもハチの巣を見つけた場合には、どのように対処すれば良いのでしょうか?
巣に近づかない
ハチは基本的に「相手から攻撃を受けた」と判断しない限りは、積極的に攻撃してくることはありません。そのため、まずは「巣に近づかない」ことが一番の対処法です。
仮にハチが近くを飛び回るようなことがあったとしても、落ち着いてゆっくりとその場所から離れるようにすることがポイントです。
絶対にやってはいけないパターンには、「大声を出す」「走って逃げる」「手をハチを払おうとする」ことがあります。ハチの攻撃性を刺激してしまう可能性が高いためです。
巣の場所ごとの連絡先
ハチの巣を見つけた場所によって最初に連絡するところが異なります。
1.自宅
自宅や自身の所有する土地でハチの巣を見つけた場合は、基本的には自身で対処する必要があります。
自身で殺虫剤や防護服を準備して除去する方法もありますが、安全性を考慮した場合、専門のハチ駆除業者に依頼する方が良いかもしれません。
2.賃貸物件
賃貸のアパートやマンションの廊下や階段などの「共用部分」にハチの巣を見つけた場合には、管理会社もしくは大家さんに連絡をして対処してもらいます。
ベランダなどの「占有部分」に関しては、管理会社や大家さんに連絡した後に、入居者が自身で対応するか、ハチ駆除業者に依頼することになります。地域によっては自治体が対処してくれる場合もあるようです。
3.公共の場所
公園のような公共の場所でハチの巣を見つけた場合には、市区町村役場に連絡をします。
ただし、実際に対処するのは、保健所や消防署、役所が依頼した専門業者、役所に紹介された専門業者のどれかになります。
4.店舗や住宅
店舗や住宅などにハチの巣を見つけた場合には、その物件の管理会社や所有者に連絡をして対処してもらいます。
「戻り蜂」の対処
一旦ハチの巣を除去しても、1週間くらいで巣のあった場所にハチが戻ってくる「戻り蜂」という現象があります。
特にアシナガバチなどは、同じ場所に巣を作り直す性質があるため、駆除が完了しても、殺虫剤などの薬剤を使って予防することが大切です。