ネズミの侵入口
ネズミは直径1.5センチから3センチ程度の隙間があれば侵入できるため、「まさかこんなところから?」といった家の場所からも入り込むことがあります。
ここでは、ネズミの侵入口となる可能性のある箇所と、侵入口を発見するためのヒントについて解説していきます。
ネズミの種類別の侵入口
ネズミの種類によって侵入口の違いがあります。
ハツカネズミ
身体の小ささが特徴のハツカネズミは、家の屋根の隙間や外壁の割れ目、エアコンの室外機や導入箇所、換気扇などから侵入すると言われています。
民家の他にも倉庫や店舗のシャッターの隙間からも侵入します。中には海外からの荷物にまぎれて侵入するパターンもあるようです。
ドブネズミ
身体の大きさと湿気への強さを特徴とするドブネズミは、家の基礎部分の隙間や床下の通風口、キッチンやトイレの配管や戸袋から侵入するケースが多いようです。古民家の場合、汲み取り式のトイレから侵入した事例もあると言われています。
一方で、ドブネズミは身体が大きいためなのか、屋根などの高所から侵入することは少ないようです。そのため、ビルやマンションの高層階で見かけることはほとんどありません。
クマネズミ
身軽さと素早い動きが特徴のクマネズミは、家の外壁のひび割れた箇所や屋根瓦の隙間、換気扇やエアコンの室外機、雨樋のパイプや二階の窓から侵入します。
侵入口の発見方法
ネズミの侵入口の発見には、「ラットサイン」と呼ばれるネズミの痕跡をたどる方法があります。
例えば、体毛による「黒い汚れ」が床や壁や家具についていたり、家電のコンセントや家具がかじられた形跡や、タンスと壁の隙間に黒い糞が落ちていたりといったものです。
その他にも、夜間に天井裏や壁から動物が走り回る音が聞こえてきたり、壁や玄関などに隙間がある場合も要注意です。
侵入口の防ぎ方
ネズミの侵入口を発見しましたら、その箇所をパテや金網などを使って塞ぐことで、侵入を防ぎます。
ネズミは清潔な場所を苦手とするため、日頃からこまめな清掃や、整理整頓を心がけることもネズミを防ぐコツとなります。