飲食店のネズミ駆除
ネズミは様々なところに出没する可能性がありますが、中でも飲食店にとってネズミの被害は非常に深刻なものになりやすいと言われています。
飲食店はネズミのエサが豊富にありますし、営業時間外は人がいないため、ネズミにとってはとても都合の良い環境です。ここでは、飲食店のネズミ駆除について解説していきます。
食中毒の要因
飲食店にとってネズミの存在は、食中毒を起こす要因になりかねません。ネズミの持つサルモネラ菌に感染することで、食中毒のリスクが大きく高まります。
民家の場合なら仮に食中毒が発症したとしても、家族や親族だけで済むかもしれませんが、飲食店の場合は不特定多数のお客さんを相手にすることから、被害が広範囲に及ぶことも考えられます。
一旦食中毒が発生してしまいますと、営業停止などの処分が課されることになります。営業停止になりますと、その期間は営業収入がなくなりますし、食中毒を発症したお客さんへの治療費などを請求されるかもしれません。
風評被害
ネズミによる被害は、食中毒だけでなく、「ネズミが出る」という風評が流れることによる被害もあります。
ネズミが出た際に、「ネズミが出た」と教えてくれる人は非常に稀であり、ほとんどの場合は「黙ってお店に行かなくなる」ことになります。その一方でSNSや匿名掲示板などで「ネズミが出たお店」として拡散される危険性もあります。
専門業者への依頼
飲食店がネズミ駆除を自前ですることも可能ですが、範囲が広く手間もかかるため、専門業者に依頼して徹底的に駆除してもらうというのもひとつの方法です。
専門業者に依頼する際には、ネズミ駆除を進めやすいように、フンや死骸などの写真を撮影しておきます。発見した日時や場所をメモしておくとより効果的です。
撮影後はマスクと手袋をしてから殺虫剤を噴霧した後に、片付けと清掃をします。くれぐれも素手で触らないように注意してください。